Mean Time To Repairは,平均復旧時間と直訳されます.故障したシステムの復旧に要する時間のことで,これが小さい程,保全性の高いシステムとなります.コンピュータ・システムなどではMTBFと共に,システムの信頼性,保全性の評価指標に使用されています.一方,LSIでは通常故障したら復旧は不可能であるため,MTBFは指標として利用されても,MTTRは使用されません.ところが,FPGAの場合は動的再構成を利用した冗長システムを構築することで,回路の復旧・修復が可能となります.この場合,MTTRは,故障個所を発見してから,FPGAを再構成し,回路の動作が復元されるまでの時間となります.FPGAの回路全体を再構成する場合は,処理中のデータを退避し,読み出す時間も含まれることになります.