コンピュータの周辺機器から通知される割り込み信号によって,CPU が現在行っている処理を一時中断し,別の処理を行うことを割り込み処理といいます(図 1).割り込みは周辺機器からのデータを取りこぼすことがないように開発された技術です.割り込みを大別すると,ハードウェア割り込み(CPU 外部の周辺機器から与えられた信号によって割り込みが発生)とソフトウェア割り込み(CPU 内部の処理によって割り込みが発生)の2 種類に分類できます.割り込みの処理手順は次のようになります.まず,割り込みが発生したら,何から発生した割り込みかを判定します.次に,その割り込み処理を行うサブルーチン(割り込みハンドラ)へジャンプするために割り込みベクタ(割り込みハンドラへのアドレス情報を格納)と呼ばれる表を参照します.現在,CPU が実行している処理の情報(コンテキストと呼ぶ.主にレジスタ情報)をメモリに保存し,割り込みハンドラを実行します.割り込みハンドラ実行後に保存したコンテキストを元に戻すことで,割り込みがかかる前の処理を再開できます.
図 1. 割り込み

図 1. 割り込み