ヒステリシスは,出力電圧が入力電圧と過去の入力電圧とで決まる現象をいいます.一般的なディジタル回路では,スレッショルド電圧(“H”レベルと“L”レベルを決めるしきい電圧)は一つで,スレッショルド電圧より入力電圧が高ければ“H”レベル,低ければ“L”レベルとなります.ヒステリシス特性を持つシュミット・トリガ回路は,入力電圧が“L”レベルから“H”レベルへ変化するときのスレッショルド電圧と,“H”レベルから“L”レベルへ変化するときのスレッショルド電圧が異なります.シュミット・トリガ回路のこの特性を利用して,ノイズ成分を含んだ入力信号を波形整形することがよく行われています.